「この鍵は作れません」。ホームセンターでそう告げられた時、がっかりする必要はありません。それは、あなたの金庫が高いセキュリティ性能を持っている証拠です。では、次にどこへ向かえば、確実な合鍵を手に入れることができるのでしょうか。選択肢は、大きく分けて二つあります。それは「街の鍵屋(専門店)」に相談するか、その金庫の「メーカー」に直接注文するかです。どちらの方法にもメリットとデメリットがあるため、自分の状況に合わせて最適な選択をすることが重要です。まず、**「街の鍵屋(専門店)」に依頼する場合。最大のメリットは、スピード感と柔軟性です。鍵のプロフェッショナルであるため、ホームセンターでは扱えない特殊なブランクキーを在庫していたり、メーカーとの取引ルートを持っていたりします。店舗に適合するブランクキーと専用マシンがあれば、その日のうちに、あるいは数日で合鍵を作成してくれるでしょう。また、対面で相談できるため、金庫の状態を見てもらいながら、最適な方法を提案してもらえる安心感もあります。ただし、全ての鍵屋が全ての金庫の鍵に対応できるわけではないため、事前に電話で自分の金庫のメーカーや鍵の種類を伝え、対応可能か確認することが不可欠です。費用は、メーカー注文よりは安価な傾向にありますが、数千円から一万円以上かかることもあります。次に、「金庫メーカー」**に直接、あるいは正規代理店を通じて注文する方法です。この方法の最大のメリットは、100%純正の、完璧な精度の鍵が手に入ることによる絶対的な安心感です。キーに刻印された「キーナンバー」と、金庫本体の扉の内側などに貼られている「製造番号(シリアルナンバー)」をメーカーに伝えることで、工場で製造時と全く同じ仕様の鍵を作成してくれます。防犯性が極めて高い登録制の金庫の場合は、この方法でしか合鍵を作ることはできません。デメリットは、時間と手間がかかることです。注文から手元に届くまで、2週間から1ヶ月以上かかることも珍しくありません。また、費用も専門店に依頼するより高額になる傾向があります。確実性と安全性を最優先するならメーカー注文、スピードを重視するなら専門店への相談、というように、自分のニーズに合わせて賢く選択しましょう。
金庫の合鍵をホームセンターで断られた時の対処法